自分は以前から「一人で家事や身の回りのことをするのが難しくなってきたものの、家族にはできるだけ負担をかけたくない」
また、「障害のある自分が家で不便を感じずに過ごすために何かサポートが受けられないのだろうか?」と考えていました。
そんなときに頼りになったのが、障害福祉サービスの居宅介護でした。ヘルパーさんの力を借りることで、住み慣れた自宅で安心して、自分らしい暮らしを続けられるようになりました。
この記事では、実際にサービスを利用している私の体験や視点を交えながら、具体的なサービス内容や利用までのステップ、気になる費用についてできるだけ分かりやすく解説しようと思います。
居宅介護とは?基本の概要と目的
居宅介護とは、障害者総合支援法に基づいて提供されている公的な障害福祉サービスの一つです。
ホームヘルパーさんに自宅へ来てもらい、日々の生活に必要なサポートを受けます。
このサービスの大きな目的は、障害があっても施設や病院ではなく、住み慣れた我が家で自分が望む自立した生活を安全に送り続けられるようにすることです。

自分も単に身の回りの世話をしてもらうだけでなく、自分のできることを理解してもらいながら、一人では難しい部分を手助けしてもらえました。
居宅介護を利用できるのは、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、または難病などがあり、日々の暮らしの中で支援を必要としている人です。
具体的には、住んでいる市区町村から障害支援区分の認定を受け、区分1以上と判定された人が対象になります。
18歳未満の障害児の場合は、障害支援区分の認定ではなく、これと同等の状態にあると自治体が認めた場合に利用できます。
年齢や障害の種類にかかわらず、自分の困りごとに合わせたサポートを受けることができるようです。
〈 参考「国立障害者リハビリテーションセンター」障害者総合支援法 〉
居宅介護で利用できるサービス内容
居宅介護で受けられるサービスは、身体介護、家事援助、通院等介助、乗降介助の4つに分かれています。
- 身体介護は、自分自身の体に直接触れておこなってもらう介助です。食事、入浴、排せつ、着替えの手伝いなどをサポートしてもらえます。自分は身体介護を受けていました。それまでの不便が解消され、とても快適な生活が送れるようになりました。
- 家事援助は、一人暮らしをしている場合や同居家族が病気などで家事が難しい場合に、掃除、洗濯、調理、買い物などをヘルパーさんに代行・支援してもらうサービスです。
- 通院等介助は、定期的な病院への通院や役所での手続き、生活に必要な買い物などで外に出る際、ヘルパーさんに付き添ってもらい移動や手続きを助けてもらうサービスです。
- 乗降介助は、ヘルパーさんが運転する車やタクシーなどを利用する際に、乗り降りや移動を介助してもらえます。移動の不安が減り、病院での受付などもスムーズにおこなえるため、一人で外出するのが難しい私にとって本当に心強い味方になりました。
自分一人では難しいこともヘルパーさんの手厚いサポートでスムーズに行えるようになり、住み慣れた自宅で安心して生活を送るための心強い存在だと実感しています。
居宅介護を利用するまでの5つのステップ

いま生活で困っていることや「自宅でこんな暮らしがしたい」という希望を伝え、利用申請を出します。
自分の場合は、入浴や食事、着替えなどに不便を感じていたので、その要望を出しました。
申請後は自治体の調査員さんが自宅に来て聞き取り調査をおこない、自分の身体状況や生活環境についてのヒアリング結果をもとに障害支援区分が決まります。
区分が決まったら、相談支援専門員さんと一緒にサービス等利用計画案を作ります。「週に何回、どんなサポートを受けたいか」を文章にして自治体に提出します。
計画案が認められて支給量が決まると、障害福祉サービス受給者証が交付されます。受給者証が届いたら、実際に来ていただく居宅介護事業者さんと契約を結び、訪問してもらう日時を調整して、いよいよサービスの利用がスタートします。
〈 参考 「就労センター」障害福祉サービス受給者証〉
料金と自己負担額の目安は?
居宅介護を利用する費用は、全体の9割が公費から支給されるため、自分が支払う自己負担額はサービスにかかった費用の1割だけで済みました。
また、利用する人の経済的な負担が大きくなりすぎないように、所得状況に合わせて1ヶ月あたりの支払いに上限が設けられているようです。
そのため、利用する回数や時間が増えたとしても、決められた上限額を超えて請求されることはありません。
具体的な負担上限月額は、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯なら0円、一般1(課税世帯・所得割16万円未満)は9,300円、一般2(それ以外の課税世帯)は37,200円となっています。
非課税世帯であれば実質0円で利用でき、課税世帯であっても月額の上限が決まっているため、毎月の出費を気にしすぎることなく安心して使い続けられます。
自分がどの区分になるかは受給者証や窓口で確認できますよ。
新しく前向きな生活を!
最後までお読みいただきありがとうございます。
居宅介護は、自分らしい暮らしを我が家で無理なく続けていくための大切なお守りのようなサービスだと思います。
自分はヘルパーさんに身の回りのことや通院を手伝ってもらうことで、体も気持ちも本当に楽になりました。
「家族だけに頼らず済むようになり、一人暮らしへの不安がなくなった」「自分のペースを大切にしながら毎日を穏やかに過ごせている」と感じています。
一人で不安や限界を抱え込まず、まずは地域の相談窓口や相談支援事業所へ「こんなことで困っています」と気軽に話をしてみてくださいね。
きっと、私と同じように前向きな気持ちで、自分らしい新しい生活への一歩を踏み出せるはずです。















